沿革


開設式のテープカット

開設式のテープカット

モミジ・ヘルスケア・ソサエティ(モミジ) は、創設者のメアリー&ロジャー・オバタ両氏、カズオ・オオイエ氏、ロイ・シノブ氏、フレッド・ササキ氏、Dr. フレッド・スナハラ氏等が抱いたビジョンに基づき、1978年に非営利慈善団体として設立しました。当時の目標は第二次世界大戦後にカナダ東部、特にトロント地域へ移り住んだ日系一世の方々を支援することでした。

トロント市の中心街(Queen Street West / Bathurst Street) に所在した「セント・クリストファー・ハウス」で初めて通所プログラムが開設されてから35年。モミジは優れたシニア支援組織へと成長しました。現在ではトロント及び近郊 (GTA) とオンタリオ州南部の日系二世・戦後移住者の方々に、多様なサービスを提供するまでに至っています。

創設して14年間は、意識啓発とファンドレイジング、政府諸機関との会議、施設予定地の確保、建築計画の開発などが主な活動となり、1992年にはその努力が実りモミジセンターが開設しました。

1998年、モミジの20周年記念の年に美しい日本庭園が完成しました。楓の木の木漏れ日や、水のせせらぎ、石や木などから感じられる自然の温もりが、建物全体に調和のある落ち着いた雰囲気を作り出していて、モミジをよりいっそう和やかな場所にしています。

2009年、モミジは天皇皇后両陛下カナダ御訪問の訪問先として選ばれ、両陛下を奉迎するという最高の名誉に恵まれました。今日、モミジは高齢者介護の分野で多くのパートナーと強い信頼関係を築き上げ、コミュニティのサービス提供機関や医療施設の間では、質の高いサービスを効率的に提供できる組織として高い評判を得ています。